我が国は世界一の超高齢社会となり、認知症高齢者の生活・医療・介護・福祉等の身上保護の一層の充実が求められるとともに、その保有資産額は255兆円に達し、2040年には349兆円(家計資産総額の12%)を超える見込み(三井住友信託銀行調査部による推計)となっています。このような状況の中、判断能力が低下した認知症高齢者であっても、財産(とりわけ金融資産)の有効活用を可能とする仕組みの必要性が高まっているといえるでしょう。一方、近隣のアジア諸国の一部では、早晩我が国の高齢化率を超えることが確実となり、先行する我が国の動向に注目が集まるところとなっています。
本シンポジウムは、こうした課題の解決手段として成年後見と信託の両制度に着目し、アジアの第一線で活躍中の第一人者らを招き、その展開により超高齢社会における身上保護の充実と、健常時と同様の金融取引等安心安全な経済活動を持続可能とする方策を探り、近い将来におけるアジア諸国との連携と繁栄の礎の構築を目指すものとしたいと思います。
主催:一般社団法人日本成年後見法学会
共催:中央大学研究開発機構
高齢社会における信託活用のグランドデザインに関する研究ユニット
協賛:公益財団法人トラスト未来フォーラム
日時:2023年12月9日(土)10時~17時(予定)
場所:中央大学後楽園キャンパス14階セミナールームAB
※会場参加とオンライン視聴併用です(後日の配信はございません)。
※定員:会場50名 オンライン参加300名程度(定員になり次第締切)
※会費:無料(会員)
一般の方のご参加には資料代2000円(会場)、1000円(オンライン)をお受けいたします。
申込受付期間:受付中(定員になり次第締切)
申込方法:下記サイトからお申込みください。
https://vplab.org/jaga1209/